まだまだコロナの心配は尽きませんが、営業を再開しているキャンプ場も。
今回は自然豊かな奈良県十津川村にある「つり橋の里キャンプ場」の紹介です。
大変人気の高いキャンプ場ですが、コロナの影響で一時休業していました。現在は2020年6月12日より営業を再開しています。
本記事では、キャンプ場の基本的な情報や場内の様子を、実際に訪れてみた感想と共にご紹介していきます。
またコロナ禍で営業するキャンプ場として、実施しているコロナの感染防止対策も合わせてご紹介していきます。
イチオシ!ポイント
「つり橋の里キャンプ場」の魅力は何といっても、日本有数の巨大なつり橋「谷瀬つり橋」の真下にあるということ。つり橋の長さは297M。高さは54M。つり橋を渡るときはまるで空中を歩いているような気分を味わう事が出来ます。つり橋まではキャンプ場受付から徒歩5分のアクセス。
また、キャンプ場がある十津川村は村面積の95%が山林という非常に自然に溢れた場所。緑豊かな山々と、すぐ近くを流れる熊野川(十津川)に挟まれ大自然を両方満喫できます。
山では散策、川では水遊びや釣りを楽しむことが出来ます。
また、「つり橋の里キャンプ場」には、珍しいドラム缶風呂付きサイトもあります。薪で沸かす五右衛門風呂式には、お子様たちも歓声をあげること間違い無し。
バンガローもありますので、「テントを張るのが不安……」という方でも安心して利用することができます。
気になるコロナ対策は?
少し心配になってしまうコロナへの感染予防対策。
以前は電話予約や予約無の飛込でも利用できましたが、現在は事前予約のみ可能に。予約は公式HPのフォームから登録できます。事前予約することで、チェックインもとてもスムーズ。また、乗車したままのドライブスルー受付が可能です。他にも、1組8人(子供含む)までの利用制限を行っています。8人以上の人数の利用は出来ませんので、ご注意ください。現地で2組の合流も禁止されています。
また、「つり橋の里キャンプ場」はとても広いキャンプ場ですので、ソーシャルディスタンスも十分に取ることが出来ます。人数制限でさらに安心して、広々と使用することが可能に。
ちなみに、「つり橋の里キャンプ場」の敷地面積は2.5ヘクタールもあります。これは、東京ドームの約半分の広さ。テントは最大300張可能ですので「狭い!」と感じる心配は皆無です。
また、現在はコロナ対策で予約組数を100組に制限しているので、仮に予約が埋まっていたとしても混雑しているという状況にはなりません。
その他にもコインシャワーの使用禁止や炊事場などでのマスク着用のお願い、各所にアルコールを常備するなど、様々なコロナ対策を行っています。
基本情報
つり橋の里キャンプ場の基本情報は下記になります。
所在地
【住所】〒637-1106 奈良県吉野郡十津川村谷瀬一番地
【公式HP】https://tsuribashinosato.com/
料金
つり橋の里キャンプ場の利用料金は下記になります。
一人利用の場合は「ソロキャンパーパック・ライダーパック」が適用され、10%オフになります。ソロキャンプやライダーの方には嬉しい割引ですね。キャンセル料金は、4日前からかかります。
●キャンプ料金
大人(中学生以上) | 子供(小学生 2人まで無料) | |
宿泊料金 | 1,000円 | 500円 |
デイキャンプ | 500円 | 250円 |
●ドラム缶風呂付きサイト(最大8人利用)
2,500円
●バンガロー利用料金
3人用 | 1,500円 |
6人用 | 3,000円 |
10人用 | 5,000円 |
15人用 | 7,500円 |
●駐車場料金
普通車(軽自動車含む)※ | 2,000円 |
キャンピングカー※ (架装車、トレーラーハウス、牽引台車含む) | 3,000円 |
バイク | 1,000円 |
※2泊目以降は1泊につき¥1,000円割引になります。
【チェックインアウト時間】
チェックイン | チェックアウト | 繁忙期チェックアウト | |
キャンプサイト | 8:00~16:00 | 8:00~16:00 | 8:00~12:00 |
バンガロー | 11:00~16:00 | 8:00~10:00 | |
デイキャンプ | 8:00~16:00 |
利用方法
「つり橋の里キャンプ場」は、好きな場所にテントを設置しても良い「フリーサイト」方式です。当然、他のキャンプ場と同じく、守らなければいけないルールがあります。せっかくの楽しいキャンプ。マナーを守って過ごしたいですね。
下記に、公式HPに記載されているキャンプについての注意事項を記載しました。
直火禁止!コンロや焚火台の準備を
地面に直接火を起す直火は2020年より禁止されています。バーベキューや焚火をするときはバーベキューコンロや焚火台を用意するようにしましょう。
設置場所にも注意
すぐ近くを流れる熊野川(十津川)は、キャンプ場の魅力でもあります。ただ、テントは河川よりも高い位置に設置するように気を付けましょう。急な大雨で増水の危険があります。
ペグの破損に注意
テントサイトは場所によっては砂利が多く、硬くて刺さりにくいです。また、砂浜のようになっている箇所もあるので地面をよくみて場所選びをする方がいいです。
硬いところに無理に刺してしまうと曲げや破損の恐れも。頑丈なペグを用意するか、キャンプ場内の石を利用するなどしましょう。
設備情報
続いては設備情報のご紹介です。
駐車場
駐車場に関しては、全面フリーサイトのオートキャンプ場ですので、場内に駐車可能です。ドラム缶風呂付きサイトのみ、サイト内へは車では入れませんが、すぐそばに横付けが可能です。
トイレ
以前のトイレはいわゆるボットン便所だったようですが、現在は改装され非常にきれいで清潔感があります。さらに、コロナ対策として便座の除菌ジェルや出入り口にはアルコールを設置。また、トイレの照明はセンサー式のため、利用者がいなければ明かりは消えます。その為集まってくる虫も少なく、とても快適に利用することができます。
炊事場
炊事場も各エリアに用意されています。水場もありますので調理や後片付けをするにも困りません。利用する時には感染予防対策としてマスクの着用を忘れずに。
ゴミ捨て場
当然ですが、ゴミの持ち帰りや後片付けはしっかりとおこないましょう。特に「つり橋の里キャンプ場」がある十津川村は自然環境保護の為、ゴミの分別が大変厳しい地域です。ただ捨てるだけでなく、分別も意識して行いましょう。
周辺情報
最後に周辺情報です。
「つり橋の里キャンプ場」では、食材の販売はしていません。食事や材料は自分たちで調達することが必要です。
スーパー・コンビニ
「つり橋の里キャンプ場」付近にはスーパー・コンビニはありません。キャンプ場近くには、「平岡商店」という個人経営のお店はあります。また、公式サイトでも紹介していますが、五條方面からでは「イオン五条店」「吉野ストア 五条店」。本宮方面では、「スーパーヤマイチ」「コミニュケーションストアふくおか」が便利です。
観光施設
キャンプだけでなく、観光もしたい! という方には下記観光施設もお勧めです。
総合温泉施設「夢乃湯」
前述したように、「つり橋の里キャンプ場」にはドラム缶風呂サイトがありますが、広い浴場は用意されていません。「広いお風呂で足を伸ばしたい!」という方は、総合温泉施設「夢乃湯」がお勧め。キャンプ場から車で13分程の場所にあります。40人以上が利用できる大浴場だけでなく、露天風呂やジャグジー、サウナも完備しています。旅の疲れを癒せそうですね。
HP:総合温泉施設「夢乃湯」
歴史民俗資料館
自動車で約30分の距離にある「十津川村立 歴史民俗資料館」。十津川のさまざまな歴史を学ぶことができます。中でも、居合の達人だったという十津川郷士・中井庄五郎の刀の展示。中井庄五郎はあの坂本龍馬とも交流があり、彼が書いた手紙も展示してあります。幕末や坂本龍馬好きも楽しめます。
HP:歴史民俗資料館
蕎麦甘味処 風庵
「谷瀬つり橋」のすぐ近くにある蕎麦処です。人気のお店の為、売切れで閉店してしまうことも。テラス席もあり、美しい自然を見ながら美味しいお蕎麦に舌鼓を打つのも良いですね。お座敷もありますので、お年寄りや小さい子ども連れでも利用しやすいです。
HP:蕎麦甘味処 風庵
まとめ
以上、いかがでしたでしょうか?
親子や友人同士だけでなく、一人利用の方達にも愛される「つり橋の里キャンプ場」。リピーターの方達も多く、利用者の満足度も非常に高いキャンプ場です。コロナの感染予防対策にも力を入れているので、これなら安心して利用することが出来ると感じました。特にキャンプ場のすぐ近くにある「谷瀬つり橋」は、一見の価値ありです!