キャンパーさんの中には、1人でキャンプを楽しむ「ソロキャンパー」の人も多いはずです。
どこのキャンプ場に行くのかや、何を食べるのか、どう過ごすのかなど、すべて自分の自由に行動できるので、日頃のストレスを存分に発散できます。
犬を飼っている人であれば、「犬と一緒のソロキャンプがしたい」と思うかもしれません。
結論から先に言えば、愛犬を連れたソロキャンプは「最高」です。
ただし、人間が1人しかいないゆえに、「気を付けなければならないポイント」もいくつかあります。
この記事では、そんな「愛犬を連れたソロキャンプの魅力と気を付けるポイント」について解説していきたいと思います。
愛犬を連れたソロキャンプの魅力
それではまず、愛犬を連れてソロキャンプに行く魅力をいくつか挙げてみましょう。
愛犬との時間がたっぷりとれる
普段は仕事で忙しく、愛犬との時間をとれていないという方にソロキャンプはおすすめです。
誰もいない空間の中、一対一で過ごすことは飼い主さんにとっても愛犬にとっても幸せな時間となります。
いつもは長時間のお留守番をしなければいけない子も、月に何度かでもこういった機会があるだけで飼い主さんとの絆は深まるものです。
たくさん触れ合って、目を見て話しかけてあげましょう。
愛犬の好きなおもちゃやおやつを持っていくのも楽しいですよ。
キャンプ場近くを散歩したり、川遊びやSUPなどをしたり、いつもとは違った環境で愛犬とさまざまなことに挑戦するのもいいですね。
ゆったりとした時間の中で多くの時間を過ごす中で、いつもなら分からない愛犬のささいな心身の変化や想いなどに気付くことができるかもしれません。
癒される
ソロキャンプをする人の中には、「キャンプを楽しみたい」といった気持ちの他に、「日頃のストレスを癒したい」といった目的が大きい人もいるはずです。
川のせせらぎや虫の音、葉っぱの擦れる音、鳥の声などを聞くのも癒されますし、星空や月を眺めるだけでもかなり心が癒されます。
さらに、愛犬が傍にいることで、より癒され効果がUPするのです。
犬好きにとって愛犬は最高の癒しの存在ですよね。
また、愛犬にとっても自然に触れることや走り回ることによってストレスを発散することができます。
のんびりと過ごしながら、100%の愛情で傍にいてくれる愛犬を撫でたり、話しかけたりすることで、お互いがストレスを発散することができるのです。
新しい環境が苦手でストレスを感じてしまう子もいるので、様子を観察することや、無理しないよう意識することは忘れないようにしましょう。
他のキャンパーさんと仲良くなれる
ソロキャンプをしていると、意外と他のキャンパーさん(主にソロキャンパーさん)と話す機会があったりします。
中には意気投合して一緒にキャンプ飯を食べたり、お酒を飲み交わしたりするケースもあります。
お互いに犬を連れていると、挨拶後に軽くお話することも多いです。
ときにはその犬種あるあるの話で盛り上がったり、「どんなところにキャンプに行きましたか?」とキャンプ情報を交換したりもします。
そこからSNSで繋がることもあり、人も犬も気が合えば、一緒にキャンプに行くこともあるかもしれませんね。
犬友ができると、今とは違ったキャンプの楽しみが増えることでしょう。
愛犬を連れたソロキャンプで気を付けるポイント
前述した通り、愛犬を連れたソロキャンプは大きな魅力がありますが、気を付けなければならないポイントもいくつかあります。
ソロキャンプで起こりうるトラブル
ソロキャンプでは、その名の通り1人でキャンプをするので、愛犬を連れていく際は常に自分が見ておかなければなりません。
「愛犬と離れなければ良いだけでしょ?」と気楽に考えてしまう人もいますが、意外と常に愛犬と一緒にいるのは難しいものだったりします。
例えば、公共トイレに行く際は、サイトに愛犬をお留守番させて用を足しに行く人もいるでしょう。
また、公共の水道などで食べ終わった後の食器を洗ったり、手を洗いに行くといったように、意外とサイトから離れる機会は多いのです。
アクティビティをしたいと考える人も、愛犬をお留守番させてしまう可能性があります。
「ちょっとだけなら」
そんな気持ちが、トラブルに発展する可能性を高めてしまうのです。
サイトから脱走してしまう
少しの時間でも、愛犬がサイトから脱走してしまう可能性があります。
「しっかりと繋いだ状態で離れているから大丈夫」と思う人もいますが、知らない場所であるキャンプ場で飼い主さんがいなくなってしまうと、犬によってはパニックになってしまいます。
しっかりと繋いであったとしても、ドッグアンカーなどから脱出する可能性もあるのです。
キャンプ場には、当然ながら他のキャンパーさんもいます。
他のテント内に入ってしまったり、キャンプの食材を荒らしてしまうこともあるでしょう。
飼い主さんが夜中に共用トイレに行った際に脱走してしまうと、寝ている他のキャンパーさんは野生動物と勘違いして傍にある物で撃退しようとしてしまう可能性もあります。(夜中のキャンプ場は暗いので、寝ぼけた状態では犬だと判断できないケースがある)
そのため、携帯トイレを使用したり、クレートに入ってもらうなどの工夫をする必要があると言えるでしょう。
無駄吠えで迷惑をかける
犬は飼い主さんと離れてしまうと、無駄吠えをしてしまう可能性があります。
普段は大人しい犬だったとしても、知らない土地では不安になり、吠えてしまうケースも多いのです。
大自然の中とはいえ、犬の吠える声はよく通ります。
中にはその声を不快と感じる人もいます。
特に夜間に無駄吠えしてしまうと、他のキャンパーさんを起こしてしまう可能性があるので、なるべく無駄吠えさせないような工夫が必要となるのです。
キャンプに行く前に無駄吠えをしないように練習しておくようにしましょう。
要求吠えには、「無視」、警戒吠えには、「ハウスで落ち着かせる、吠えやんだら褒める」…などさまざまな方法があるので挑戦してみてくださいね。
犬グッズを忘れてしまう
ソロキャンプの場合、家族やグループでのキャンプのように「誰かに犬を見てもらって忘れたものを近くのお店に買いに行く」といったことができません。
それゆえに、忘れ物をした際には、盗難などを覚悟の上でそのまま買い出しに行くか、一度撤収をして愛犬も連れて買い出しに向かわなければならないのです。
キャンプに必要な犬グッズは意外と多いものです。
- リード
- ドッグアンカー
- ドッグコット
- フード
- お皿
- おやつ
- ペットシーツ
- うんち袋
- 寒さ対策用品(洋服やクッション、湯たんぽなど)
- 暑さ対策用品(保冷マットや扇風機など)
- レインコート
- ケージやクレート
- 犬用寝袋
- ウェットティッシュ
ざっと挙げただけでも、これほど多くのアイテムが必要となります。
すべて持っていく必要はありませんが、やはりあったほうが快適に過ごせるものばかりなので、しっかりと事前にチェックしながら用意する必要があります。
まとめ
今回は、「愛犬を連れたソロキャンプの魅力と気を付けるポイント」について解説してきました。
愛犬とのキャンプの魅力は次の通り。
- 愛犬との時間がたっぷりとれる
- 癒やされる
- 他のキャンパーさんと仲良くなれる
愛犬を連れてソロキャンプに行く際には、以下のポイントに気をつけましょう。
- サイトから脱走してしう
- 無駄吠えで迷惑をかける
- 犬グッズを忘れてしまう
このようなことに注意すれば、快適に愛犬とのソロキャンプを過ごすことができるはずでよ。
ぜひ、いつもとは違った愛犬との幸せな時間をお過ごしください!