
この記事では、これから登山を始めたいと思っている方に向けて、登山中に起こりうるトラブルを、予防法と対処法に分けてわかりやすく解説しています。
YouTubeと連動しているので、動画で見たい方は下記の動画をどうぞ!

今回のテーマはこちら。
『山で遭難しないためには?登山中のトラブルについて考えよう』だよ。
今回の内容は以下の通り。
- 道迷いの予防法、対処法
- 高山病の予防法、対処法
- 雷に遭わないための予防法、対処法
- クマやハチなどの危険な山の生き物に出会わないための予防法、対処法

初心者がよく陥ってしまいがちな、山でのトラブルの事例を挙げ、その予防法と対処法について詳しく解説するよ。
.png)
山では備えることが大事、ってヤギ先生前に言ってたもんね!
トラブルにはなるべくあいたくないし、できる対策はちゃんとしておかないと!
登山中に起こりうるトラブル

山の中は日常生活とは勝手が違うから、何かあってもすぐに対応できないことが多い。だから、トラブルは未然に防ぐことが大切だよ。
ケース1:『道迷い』


では、まず最初は道に迷ってしまったとき。
.png)
あっ、これは7話を読んでいればわかる内容だね?!

お、イヌくん、鋭いね。

登山道はグネグネと進むことが多く、特に周りの景色が見渡せない樹林帯などでは、方角がわからなくなることは多い。
1本道なら迷うことはないと思うけれど、分岐で間違った方向に進んでしまうことは多かれ少なかれあると思うんだ。

ボクも三峰山に行った時、予定してた道と違うルートで下山していたこと、しばらく気づかなかったんだよね。
最終的に元のルートに合流する道だったから、迷うことはなかったけど、しばらく気づかなかったのって、ちょっと危ないな、って思ったんだよね。

そうだね。
もし全く違う方向の道を進んでいた場合、気づいたタイミングによっては、大幅な時間のロスになりうる。
『道迷い』予防法

道に迷わないためには、事前にしっかりとルートの確認をした上で、自分が今どの道を辿っているのか、こまめに地図を見ながら把握しておくことが、一番の予防法だと言えるよ。
GPS機能付きの登山地図アプリを使うのもとても有効。現在地が表示されるから、コースからそれていることが一目瞭然でわかる。
.png)
これは便利だ!

スマホの向きで、向いている方向もわかるよ。
.png)
アプリは絶対に入れておいた方が良さそう・・・

実は、道迷いは登山地図が多く出ているような人気ルートより、里山などのマイナーな山で起きやすいと言われている。そういう場合に限って、装備も下調べも不十分、ということが多いようなんだ。
.png)
そうなんだ。自分を過信してしまうのかなぁ・・・
もし本当にどうしようもない時はどうしたらいいの?
『道迷い』対処法

残っている体力や食料を考えて、自力下山か救助要請を選択する。自力下山をする時は間違っても沢の方には下りてはダメ。
.png)
え、沢沿いをいけばいずれ下山できるんじゃないの?

沢の周辺は突然崖や滝となることも多く、転落のリスクが非常に高く危険なんだ。
-150x150.png)
そうなんだ、初めて知った!

とにかく下りることをまず考えるかもしれないけど、逆に、尾根へ上がるようにすると、視界が開け、現在地の把握に繋がることもある。
もしそれでも無理な場合は、救助要請をすること。
.png)
なるほど・・・。
そうならないためにも、事前にルートの確認や地図の準備をちゃんとしておかないとね。
- 予防法
- 事前にしっかりと辿るルートを確認しておき、登山中もこまめに現在地を把握するようにすること。
- 対処法
- 体力や食料を考えて自力下山か、救助要請を検討する。自力下山をする場合、沢の方は崖や滝があることが多く、滑落の危険があるので注意。
ケース2:『高山病』

では、次は高山病になってしまった時の場合。
2〜3000m級の標高の高い場所では街と比べて気圧が低いため、空気中の酸素濃度が薄く、血液中の酸素濃度が低下してしまうことが原因だと言える。症状としては、頭痛・めまい・吐き気・倦怠感・立ちくらみなどが挙げられる。
高山病を発症するかどうかについては、当日のコンディションや気候・体質などにもよるが、重症化すると、高所脳浮腫や高所肺水腫などを引き起こし、命に関わる事態にもなりかねない。

そもそも高山病になるのは、標高の高いところでは気圧も低く、空気中の酸素の濃度が薄くなり、自ずと血液中の酸素濃度も下がってしまうことが原因だと言える。
症状としては頭痛・めまい・吐き気・倦怠感・立ちくらみ、眠れなくなったりなど個人によって様々。
.png)
高山病って、富士山でなる人が多いイメージあるなあ。

高山病は主に2000メートル以上の高山で発症することが多いと言われているけれど、その人の体質や登山当日のコンディション、気候など様々な要因が関わってくるため、低い山でも発症する可能性はあるし、もはや誰でもなりうると言える。
.png)
そうなんだ!

他にも、特に富士山は5合目までバスでいけるため、一気に標高をあげることになる。
5合目の標高は2300メートル以上あるので、高所に順応しないまま登り始めると、高山病にかかるリスクが高くなると言えるよ。

富士山ってあまり寝ずに登山する人もいるイメージ。
無理な登山は禁物だね。

高山病は重症化すると、高所脳浮腫や高所肺水腫を引き起こし、命に関わる事態にもなりうるから、注意が必要。
.png)
ええ・・・
誰でもなりうるだけに、怖いな・・・
高山病の予防法と対処法教えてください!
『高山病』予防法

高山病の予防には、まず、ゆっくりと高地順応をすることが大切だよ。大前提として、無理のない余裕を持った行程を組むこと。
.png)
なるほど。
ゆっくりと高地順応をするって、具体的にどういうことをすればいいの?

さっき説明したような、バスで一気に標高をあげるような場合は、登山口で1時間以上身体を慣れさせてから登り始めるようにし、登山開始後もゆっくりと歩行するようにすること。
また、標高が高くなると、呼吸が浅くなりやすいので、深呼吸をすることも大事。大きく息を吐き、ゆっくりと深く息を吸い込んで、肺全体に酸素を取り込むイメージで呼吸をしてね。
.png)
なるほど、わかりました!

他の、予防法としては、こまめに水分補給をすること。
水分を我慢すると、血液の循環が悪くなり、体の隅々まで酸素が行き渡らなくなる。トイレを我慢するために水分を控えすぎるのは、かえって高山病の症状を引き起こしやすくするので、気をつけてね。
.png)
ただでさえ登山はたくさん汗をかくし、水分補給は大切だね!

ちなみに、前日にアルコールを飲みすぎると、脱水状態になりやすいから、注意が必要。
-150x150.png)
二日酔いで登山してるって考えたら、ちょっとハードすぎるね・・・

しっかりと睡眠をとり、万全な体調で登山をすること。これが何よりも大切だと思うよ。
.png)
そうだね。
『高山病』対処法

ではもしも高山病の症状が現れてしまったら。
一番の対処法は、高度を下げること。
.png)
へ、意外とシンプルなんだね!

うん、気圧が高く酸素濃度の高い下界に下りた途端、たちまち症状が改善することはよくある話。
酸素缶などを使ってみて、しばらく様子を見ても改善しない場合は、重症化する前に下山するのが得策だと思うな。
.png)
そうだね、無理をしないことが大切。

せっかくここまで来たのに、と躊躇うかもしれないけれど、
撤退する勇気を持ち、広い心構えでいることも、安全登山のためには大切。
.png)
うん、また登りにくればいいよね!
山は逃げないし!
- 予防法
- 登山口で1時間以上身体を慣れさせてから登り始めるなど、ゆっくりと高地順応をすること。
- 高所では呼吸が浅くなりやすいので、深呼吸をして身体に酸素を十分に取り込む。
- こまめに水分補給をするよう心がけること。
- 脱水状態になりやすいため、前日のアルコール摂取はなるべく控えること。
- しっかり睡眠をとり、万全な体調で登山に臨むこと。
- 対処法
- 速やかに高度を下げる!
ケース3:『雷との遭遇』


では次は、登山中に雷が鳴り始めてしまった場合について。
.png)
ボク、雷めっちゃ苦手なんだよね・・・
山で雷が近くで鳴り始めたら、パニックになっちゃうかも・・・
『雷との遭遇』予防法

まず、山で雷に遭わないためには、事前の天気予報のチェックが必須だよ。
夏山では特に発雷の確率が高く、雨雲レーダーをチェックするなど先読みをした行動し、状況によっては目的地を変更することも視野に入れておいてね。

雨もめっちゃ降るだろうし、登山を中止にすることも考えた方がいいね。

そうだね。
積乱雲がもくもくと発生していたり、暗雲が立ち込めてきたときは、発雷の可能性が高いと言えるから、注意が必要。

.png)
THE 夏、って感じの雲だ!

いろいろな天気予報があるけど、山の天気予報に特化した、ヤマテンに登録してみるのがおすすめ。

https://i.yamatenki.co.jp/
.png)
山に特化した天気予報なんてものがあるんだね!

山域ごとに細かく天気予報をお知らせしてくれるので、直前でも計画が立てやすいよ。
また、ヤマテンはその山の特殊な地形や気象条件を、徹底的に検証しており、とても精度が高いことで知られているよ。
.png)
へえ!天気の変わりやすい山だからこそ、詳しく予報してくれるのは安心だね。
『雷との遭遇』対処法

では、それでも登山中に雷に出くわしてしまった時の対処法を説明していくよ。

街では、高いもののそばに行かないとか、金属に触れないとかいうけど、山では何か違いはあるの?

基本的には山でも下界でも一緒。
山で雷を受けやすいのは、頂上や周りに高い木が生えていない稜線上にいる時、高い木のすぐそばにいる時、金属製のはしごや鎖のそばにいる時など。


もしも雷が近づいてきたときは、速やかに低い体勢をとって窪んだ場所や茂みに入り、雷が通り過ぎるのを待つこと。このとき、複数人いる場合は固まらずに距離をとって移動することが大事。

とっさに判断できるようにしておかないとだね。

また、直接地面にうつ伏せになるのはNG。
付近に落雷があった場合、地面をつたって体に通電してしまう可能性がある。両足を揃えてしゃがんだ状態で頭を低くし、耳を塞ぐ体勢をとるのが正しいと言われているよ。
.png)
そうなんだ!初めて知ったー。

また、トレッキングポールなど長いものが頭より高い位置にあると、落雷を誘引する可能性があるため、外して、手に持つようにすること。
.png)
金属性のものは身につけない方が良いわけではないの?

うん、確かに金属製のものに電気は流れやすいけれど、金属に電流が多く流れる分、人体に流れる電流が減り、生存率が上がると言われている。
なので、金属製のものを外すことよりも、一刻も早く安全な場所に移動することの方が先決なんだ。

そうだったんだ!

落雷による死亡事故では、高い木のすぐそばで雨宿りを兼ねて立っていたところ、木に落ちた雷の側撃を受けて、亡くなってしまったというケースも多くある。
.png)
雨も強かったら、山ではとっさに木の下に逃げ込んでしまいそうだ・・・。

安全な場所が周りにない場合は、木のてっぺんを45度以上の角度で見上げ、なおかつ、木から4メートル離れた場所にいると、この範囲は保護範囲と呼ばれ、その場所では一般的に雷の衝撃を受けにくいとされているよ。


そうなんだ!知らなかった〜。

逃げ場が限られる山の中では、雷の性質を十分理解し、正しい判断のもと行動できるようにしておくことが大切だよ。
.png)
わかりました!
- 予防法
- 事前に天気予報を入念にチェックする。特に夏山では発雷確率が高いので注意。
- 対処法
- 頂上や周りに高い木が生えていない稜線上、高い木のすぐそば、金属製のはしごや鎖の近くなど、雷を受けやすい場所から離れる。
- 雷が近づいてきたら、他人とは距離を取り、速やかに低い姿勢で窪んだ場所や茂みに入る。(直接地面に伏せるのはNG!)
- ポールなどの長いものがザックの高い位置に差してある場合は、外して手に持つ。
- 安全な場所が周りにない場合は、高い木などの保護範囲に留まるようにすると側撃を受けにくい。
ケース4:『クマとの遭遇』

では、次は山の生き物について。
山で出会ってしまうと危険な動物といえば、クマ。

-150x150.png)
登山やキノコ狩りをしていた人が、クマに襲われたっていうニュースを何回も見たことある・・・!
『クマとの遭遇』予防法

そうだね、クマは場合によっては人に襲いかかることもある。クマとのトラブルを避けるには、そもそも出会わないようにすることが最も大切。
クマは元々とても臆病な動物で警戒心も強く、クマ自身も人間には会いたくないため、人間の存在に気づくと向こうから逃げていく。なので、クマ鈴やラジオをつけるなど、人間の存在を知らせることが、一つの予防になると言われているよ。

なるほど。クマだって、出会いたくて出会ってるわけじゃないんだね。

クマの目撃情報は登山口に張り出してあったり、インターネットなどで共有されるようになっているから、事前にしっかり確認しておくことも大切。
.png)
でも、それでもクマに出会ってしまったらどんな行動を取ればいいの??
『クマとの遭遇』対処法

クマに出会ってしまった時の対処法は、クマの興奮状態やクマとの距離によっては、効果がないと言われることもあり、諸説あるよ。
でも一般的には、『大きな声は出さず、クマを刺激しないよう静かにゆっくりと距離を取ること』が望ましいとされる。

そうなんだ。

急な動きをしたり、ものを投げつけるなどの行為は、クマを刺激し攻撃される可能性を高めるので、やってはいけないよ。
.png)
びっくりしたら、とっさにやってしまいそう・・・

また、クマは背中を見せて走って逃げるものを追いかける習性があり、クマは本気を出せば人間よりも速いスピードで走ることもできるため、走って逃げる方法はクマには通用しない。

そうなんだ。
死んだふりをするといいって聞いたことあるけど、どうなの?

クマは雑食性で、死んだ魚や動物を食べることもあるため、死んだふりをすると、逆にクマが興味を持って近づいてきてしまう可能性があるよ。
.png)
そうだったんだ・・・。

本当に至近距離まで近づいてしまった場合は、首元やお腹を隠し、致命傷を負わないよう命を守る体勢を取って。
-150x150.png)
そこまできたら、もう相当の覚悟をしておかないと・・・!

クマと遭遇した時は、落ち着いて正しい行動を心がけること。
簡単に退治できる相手ではないので、事前に対処法を知っておくことが大切だと言えるよ。
.png)
そうだね。
焦らずに対処できるようにしておかないとね!
予防法
クマに人間の存在を知らせるために熊鈴やラジオを鳴らしたり、クマの目撃情報を事前にチェックしておくなど、クマに出会わないための努力をする。
対処法
- 大声をあげず、静かにゆっくりと距離を取ること。走って逃げるなどの急な動きや、ものを投げつける行為はかえってクマを刺激することがある。
ケース5:『スズメバチとの遭遇』

では次は、スズメバチにまつわるトラブルについて。


登山において、最も出会う確率の高い危険な生物はスズメバチだと言える。スズメバチは比較的体が大きく、攻撃的で、強い毒も持っている。刺されると場合によっては死に至る危険もあるので、注意が必要だよ。
『スズメバチとの遭遇』の予防法
.png)
確かハチって、黒いものを攻撃する習性があるんだよね?

うん、だけど、黒だけじゃなく茶色や紫などの濃い色のものに反応すると言われているよ。
濃い色の服、頭髪、目などもその対象になるから、登山の時は濃い色の服を避け、頭は帽子を被るなど対策をすることが一つの予防になるよ。

そうだったんだ!

また、香水や整髪料などの甘いにおいはハチを誘引することに繋がるので、山では付けない方がいいよ。
-150x150.png)
なるほど!
でも、もしも登山中にスズメバチを見付けたら、どうすればいいの?
『スズメバチとの遭遇』対処法

クマの時と同じように、ゆっくり静かにその場から離れること。
スズメバチが攻撃的になるのは、自分たちの巣を守るため。刺激をせずに何もしなければ、襲ってくることもないんだ。
.png)
そうなんだ!

まず、スズメバチに絶対にしてはいけないのは、手で払い除けたり、大声を出したりすること。
これらの行為はハチをかえって刺激することになるので、絶対やってはいけないよ。
-150x150.png)
でも、いきなり見つけてしまったらとっさに手で払い除けたりしちゃいそう・・・。
もし、ハチが近づいてきたら、どうすればいいの?

その時は、頭皮や目を手で覆い、ハチを刺激しないよう、低い姿勢をとって静かにその場から離れること。
ちなみに、ハチは木の根っこ部分や地面にも巣を作ることがあるので、通過する時は巣を刺激することのないように気を付けること。
.png)
なるほど・・・何よりも刺激しないことが第一なんだね。
でも、それでも万が一刺されてしまった時は、どう対処すればいいんだろう?

ハチに刺されてしまったら、まずはすぐに毒を吸い出すこと。
ポイズンリムーバーを使うか、なければ指でつまんで絞り出す。ちなみに、毒を口で直接吸い出そうとする行為は、唾液とともに体内に毒が回る危険があるので、やってはいけないよ。
.png)
なるほど・・・。

そしてそのまま患部を冷やし、水でよく洗い流すこと。ハチの毒は水に溶けるので、よく洗い流すことで、毒性を弱めることができるよ。
.png)
水に溶けるんだ!

そして最後に、抗ヒスタミン剤入りのステロイド軟膏を塗る。これが応急処置だけど、もしも重症だと思われる場合は、すぐに医療機関を受診するようにしてね。
.png)
わかりました!!
蜂毒によるアナフィラキシー・ショック

ちなみにヤギ先生・・・ハチに2回刺されたら死ぬ、って聞いたことあるけど、本当なの?

誰もが絶対にそうなるわけではないけれど、特殊なアレルギー反応であるアナフィラキシー・ショックによって、死に至るリスクは高まるとされるよ。
蜂毒にアレルギーがあると、刺された部分以外にも蕁麻疹が出たり、目眩、吐き気など全身症状を引き起こすことがある。
症状がひどい場合、刺されて30分以内に意識消失・呼吸困難の症状が現れ、アナフィラキシー・ショックを起こし、命を落とすこともある。

だから1度ハチに刺されたことのある人は、特に注意が必要。
.png)
うわぁ、怖いね・・・
山に限らず、ハチって住宅地でも巣作りするって聞いたことあるし、気をつけないと!!
- 予防法
- ハチが寄ってくるとされる、黒色などの濃い色の服や装備品は避ける。
- 香水や整髪料などの甘いにおいはハチを誘引する可能性があるので、山では付けない。
- 対処法
- 手で払い除けたり、大声を出す行為は絶対にせず、ゆっくりと静かにその場から離れる。
- もしもハチが近づいてきたら、頭皮や目を手で覆い、低い姿勢をとってその場から離れる。
まとめ

イヌくん、登山中のトラブルについては以上だよ。
今回の内容をまとめると、以下の表の通り。
道迷い | 予防法:事前にしっかり辿るルートを確認する。 対処法:体力や食料を考えて自力下山か、救助要請を検討。 |
高山病 | 予防法:ゆっくりと高地順応し、こまめに水分補給をする。前日のアルコールは控え、しっかり寝て万全な体調で登山。 対処法:高度を下げる! |
雷との遭遇 | 予防法:事前に山の天気予報を入念に確認。(中止も視野に) 対処法:雷を受けやすい場所から離れ、安全姿勢を取る。 |
クマとの遭遇 | 予防法:クマの目撃情報を確認したり、熊鈴などで人の存在を知らせるなど、クマに出会わないための努力をする。 対処法:大声を上げず、静かにゆっくりと距離を取る。 |
スズメバチとの遭遇 | 予防法:濃い色の服は避け、香水など甘い匂いを漂わせない。 対処法:手で払い除けたりせず、ゆっくりと静かにその場から離れる。 |
.png)
それぞれのトラブルについて、知らない事もたくさんあったし、ついつい間違った行動をしてしまいそうな事も多かったので、とても勉強になりました!

大事に至らないためにも、適切な予防と対処法を知り、実践することが大切。
.png)
万が一の時、冷静な判断をするためにも、毎回の登山で、トラブルについて意識することを心がけないとね。

今回紹介したようなトラブル以外にも、思いがけないトラブルは起こるもの。予防できることは、あらかじめちゃんと対策しておくことに尽きるよ。
.png)
わかりました!

今回は気を付けることばかりで、ちょっと重い内容だったかもしれないけれど、次回は山ご飯についての内容だよ。
.png)
おお!山でご飯を炊いたり、自炊ってしてみたかったんだー!
山で作って食べるご飯なんて、美味しいに決まってる!

山ご飯に必要な調理器具や、山に向いている食材など、簡単でおすすめのメニューなども交えながら、詳しくお伝えするよ。
.png)
はーい!楽しみだ!

では、今回はここまで。
.png)
ありがとうございました!