キャンプ、バーベキュー、フェス。もっと気軽に、ピクニックやお花見のシーンでも。
Helinox(ヘリノックス)のチェアワンは私の大好きなアウトドアにおいて、欠かせないギアの一つとなっています。
気づけば家族の分も合わせて5つほど所有していました。笑
私がヘリノックスのチェアワンをおすすめする理由は以下の通りです。
- 圧倒的な軽量コンパクト性
- 立ち上がりたくなくなる座り心地の良さ
- デザイン性
- 耐久性
- 自宅でも使えること
またこの記事では、10年間ヘリノックスのチェアワンを愛用する私が、敢えて挙げるデメリットについても正直に書いていきます。
ヘリノックスのチェアは、チェアワンだけでなくシーンに合わせて様々なモデルがありますが、今回はチェアワンに絞ってレビューしていきたいと思います。
そもそもHelinox(ヘリノックス)とは
韓国のDAC社が、2009年に設立したブランド。
DAC社はテントポールを製造する会社で、そのアルミの加工技術を生かしてDACから独立したのがヘリノックス。
ヘリノックスはチェアだけでなく、テーブルやトレッキングポール、テント、バッグなど様々な製品を展開しています。
日本においてはモンベルがヘリノックスの国内正規輸入代理店となっています。
Helinox(ヘリノックス)チェアワン 仕様とサイズ
ヘリノックス チェアワンの仕様とサイズは以下の通り。
品名 | チェアワン |
構造部材 | フレーム:アルミニウム |
加工 | アルマイト |
張り材 | ポリエステル、ナイロン |
寸法 | 幅52cm×奥行き50cm×高さ66cm |
座面の高さ | 35cm |
収納時のサイズ | 幅35cm×奥行き10cm×高さ12cm |
重量 | 本体:890g 総重量:960g(収納袋含む) |
耐荷重 | 145kg |
Helinox(ヘリノックス)チェアワンを10年愛用する理由
それでは、本題に入っていきます。
私がヘリノックスのチェアワンを愛用する理由について、項目ごとに説明していきます。
圧倒的な軽量コンパクト性
まずヘリノックス最大の魅力は、なんと言っても軽くてコンパクトになること。
ヘリノックス本体の重さは890gと、なんと1kgを切るのです。
一昔前のチェアはどれも体積が大きく、重たいものばかりでした。
ヘリノックスは、座席シートの下部分などの隙間にもスッと収まるサイズなので、車の積載スペースを圧迫することもなく、積載面においても後にも先にもとても革新的なチェアだといえます。
ちょっとしたピクニックやお花見でも、リュックに入れて持ち運ぶことができるので、これまでキャンプでしか使うことのなかったアウトドアチェアをもっと身近に感じられるようになりました。
立ち上がりたくなくなる座り心地の良さ
次にあげる理由は、その包み込むような座り心地の良さ。
ヘリノックスは決してソファーのようにふかふかしているわけではないのに、お尻から腰部分にかけてをすっぽりと包み込んでくれる不思議な座り心地をしています。
これは座ってみないとわからない感覚かもしれませんが、この無機質なアルミポールと座面の張り材からは想像し難い座り心地なのです。
アルミポール部分は頑丈なだけでなく適度なしなやかさもあるため、それによってこの独特な座り心地が実現しているのでしょう。
デザイン性
ヘリノックスは、そのスタイリッシュな形状も魅力のひとつ。
従来のアウトドアチェアはいわゆるディレクターズチェアと呼ばれる、座面が高く肘置きがあるタイプが主流でした。
その常識を覆すヘリノックスのチェアのデザインは、無駄がなく洗練されています。
後述しますが、ヘリノックスのチェアはチェアワンシリーズだけでなく他にも様々なラインナップがあり、カラーバリエーションも豊富に揃っています。
自分のキャンプスタイルや好みに合わせたデザインのものを選べるので、これも根強い人気の理由だと言えますよね。
耐久性
ヘリノックスのチェアの耐荷重は、なんと145kg。
一見シンプルな構造に思えますが、ここには計算し尽くされた技術が詰め込まれているのでしょう。
実際、10年間アウトドアシーンで愛用している私のヘリノックスも、全く壊れる気配がありません。
唯一、座面に火の粉が飛んで小さな穴が空いてしまったことがありますが、これは火を使用するキャンプでは付きもの。
座ってしまえば分からないですし、今もそのまま使用しています。
自宅でも使えること
私自身はアウトドアシーンでしか使用していませんが、自宅の室内での使用も全然ありだと思います。
先にも述べましたが、デザイン性が高いので室内においても野暮ったくならずインテリアにも馴染みますし、急な来客時にもヘリノックスを出しておけば十分寛ぐことができます。
もし色味が合わなくてもブランケットなどを掛けちゃえば、ほとんど分からないですしね。
また別売で床面を保護するためのアクセサリーも発売されているので、傷や凹みが心配な方は合わせて持っておくと良いでしょう。
敢えて挙げるデメリット
ここまで、ヘリノックスの魅力やメリットについてを述べてきましたが、もちろんデメリットもあります。
ここからは、長年使っているからこそ感じた、敢えて挙げるデメリットを述べていきます。
軽いが故に風で飛ばされやすい
先にも述べたように、ヘリノックスはとても軽いことが最大の魅力。
しかし、軽いが故にちょっとした風でもすぐに倒れてしまいます。
風の強さによっては、遠くへ飛んでいってしまう危険もあります。
就寝時などは風で飛ばされないように上に物を置いたり、タープのポールなどに縛りつけるなど工夫が必要です。
実際、私の友人はバーベキューのあとヘリノックスを広げた状態で置いていたところ、ちょっと目を話した隙に風で煽られバーベキューコンロの上に被さった状態になっていたそうです・・・。
幸い火は小さかったため、炎が燃え上がることはなかったようですが、座面は溶けてみるも無残な姿に・・・。
火を囲んで使用する時などは、特に気をつけるべきですね。
冬場は寒い
ヘリノックスの座面は軽量であることもあり、断熱するほどの厚みはありません。
むしろ、両脇がメッシュになっているチェアワンは冬場は風が通ってとても寒いです。
ですので、寒い時期のキャンプでは座面と身体の間にブランケットを挟んだりして、工夫をする必要があります。
最も、キャンプで使用する折りたたみ式のアウトドアチェアに温かさを求めるのも変な話なので、その辺はどのチェアを使っていたとしても、皆さん臨機応変に対応していると思いますが^^
ちなみに、ヘリノックスの純正のアクセサリーとしてシートウォーマーも発売されていますよ。
チェアワンに似たモデルが複数ある
今回は、ヘリノックスのフラッグシップモデルであるチェアワンに絞って解説してきましたが、実はチェアワン以外にも、よく似た形状でありながらシリーズの異なる物が数多く存在しています。
●ヘリノックス タクティカルチェア
●ヘリノックス コンフォートチェア
●ヘリノックス ホームチェア
●ヘリノックス チェアゼロ
今回は割愛しますが、他にも座面のサイズや高さなどが異なるモデルが複数あります。
おしゃれなブランドとのコラボモデルも
ヘリノックスは、人気ブランドとコラボレーションしたモデルも多く存在しています。
●Burton
●Nordisk
●NATAL DESIGN
●PENDLETON
●F/CE.
豊富なアクセサリー
記事の中でもご紹介しましたが、ヘリノックスには純正で様々なアクセサリーが発売されています。
●タタミフット
●カップホルダー
●チェアアンカー
●ショルダーストラップ
●ロッキングフット
まとめ
以上、いかがでしたでしょうか。
ヘリノックスのチェアワンは10年前こそまだ出始めでしたが、今ではキャンプサイトで見ないことがないぐらいには、定番のチェアとなりました。
価格的には決して安い部類ではありませんが、軽量コンパクト性・座り心地・デザイン性・耐久性のどれを取っても、星5つを与えたい逸品です。
これからキャンプを始めたいと思っている方には、長く使うならヘリノックスのチェアワンを是非おすすめしたいです。