キャンプは日常のストレスや疲れなどをリフレッシュするために最適ですよね。
1年に1回はキャンプへ行くというライトユーザー、毎シーズン2~3回は行くというヘビーユーザーまで様々かと思います。
しかし犬を飼っている人たちは、キャンプに行きたい気持ちはあれども、なかなかペットを連れてキャンプに行く勇気が持てなかったりするはずです。
他のキャンパーさんの迷惑になってしまわないか注意する必要があり、自分たちが思い切り楽しめなくなってしまう可能性もあるでしょう。
特に気になるのが、「愛犬をどこにどのようにして繋いでおくか」といった問題ではないでしょうか。
この記事では、そんな「キャンプ場で愛犬を繋いでおく方法」について解説していきたいと思います。
キャンプ場での犬のトラブルは意外と多い
ペット可のキャンプ場でも、「犬の放し飼い」を許可している所はありません。(ドッグランが併設されていれば、そのスペースだけはOK)
しかし、少数ですがモラルの低い飼い主さんが少数ですが存在し、愛犬を繋がずに放し飼いしてしまうこともあるのです。
このようなことがあると、次のようなトラブルが起こってしまう可能性があります。
- 他のキャンパーさんの飼っている犬とケンカをするなどのトラブル
- 他のキャンパーさんのキャンプ飯を食べてしまったり、テント内を荒らしてしまう
- 犬嫌いのキャンパーさんに嫌悪感を感じさせてしまう
- キャンプ場のゴミ捨て場を荒らしてしまう
人間がキャンプを楽しむのにルールやマナーがあるのと同じように、犬をキャンプ場に連れていく時にもしっかりとルールやマナーを守る必要があります。
そのことを理解して、人も犬も楽しめるキャンプにしましょう。
飼い主さんの意識が低いと愛犬の事故にも繋がってしまう可能性も
キャンプ場でのマナーを守るために、普段使っている短めのリードをペグや木の枝などに固定して過ごす飼い主さんもいます。
しかし、そういった中途半端な意識では、愛犬の思わぬ事故に繋がってしまう可能性があります。
飼い主さんが目を離している間に犬が動き回り、リードがこんがらがってしまい事故に繋がってしまうかもしれません。
また、ペグが抜けたり木の枝が折れたりして、愛犬がいつの間にかいなくなり思わぬ事故を起こす可能性もあるのです。
そうした事故を起こさないためにも、まずは飼い主さんが意識を高めることが重要であると言えるでしょう。
キャンプ場で愛犬を繋いでおく方法
キャンプ場で気を付けるべき愛犬のルールやマナーは数多くありますが、その中でも特に注意したいのが「愛犬をしっかりと繋いでおく」ということです。
愛犬を放し飼いしてしまうことで、前述したようなトラブルに発展してしまうので、愛犬を繋いでおくことは最低限守らなければならないルールとなります。
自然の中で行うキャンプでは、意外と犬を繋いでおく方法が少なかったりしますが、工夫次第ではいくつか方法が考えられます。
打ち込み型のドッグアンカー
キャンプ場によっては、犬を繋いでおくポールが設置されている所もありますが、その数はそれほど多くありません。
もしもあったとしても、必然的にその場所周辺にテントを張り拠点にしなければならないので、キャンプの楽しみが減ってしまいます。
しかし、「打ち込み型のドッグアンカー」を利用することで、好きな場所で愛犬を繋いでおくことができるようになります。
打ち込み型のドッグアンカーとは、地面にアンカーを打ち込み固定し、リングにリードを取り付けることで愛犬を繋いでおけるキャンプギアです。
キャンプブランド大手のスノーピークなどでも販売しており、見た目もオシャレで安定性も抜群です。
デメリットとしては、「大型犬には利用ができない」といった点です。
小型犬や中型犬など、15㎏程度までの犬であれば使用可能ですが、それ以上のサイズの犬となると引っ張る力が強くなり、ドッグアンカーが抜けてしまう可能性があります。(稀に大型犬用のドッグアンカーも販売されていることがあります)
価格は3,000円~5,000円程度です。
キャンパーさんによっては、テントを打ち込むペグを利用して愛犬を繋いだりしますが、繋いでおく力が弱いためにペグが曲がってしまったり、抜けて吹っ飛んでしまったりするものです。
テントが固定できなくなってしまうだけでなく、ペグも抜けて地面に置いてある状態となるため、安全面でも良くありません。
ドッグアンカーであれば、「安全でオシャレに」愛犬を繋いでおくことができるので、とてもおすすめなのです。
おもり型のドッグアンカー
ドッグアンカーは、打ち込み型以外にもあります。
それが「おもり型のドッグアンカー」です。
10㎏前後あるおもり型のドッグアンカーであれば、中型犬であってもまったく問題なく繋いでおくことができます。
また、重ねることで20㎏や30㎏といったように重さを変えられるので、大型犬でも繋いでおくことが可能です。
打ち込み型のドッグアンカーは、1回打ち込んでしまうと抜くのが面倒ですが、重り型のドッグアンカーであれば、持って移動することが可能です。
多少重さはありますが、いつでも好きなタイミングで移動させることができるといったメリットがあるのです。
それゆえに、テント内に持っていくことも可能で、就寝時にも安心して愛犬と寝ることができるのです。
デメリットとしては、「ネットでしか販売していないこと」と「価格が高い」ということです。
中には実店舗で販売している可能性もありますが、あまり多くはないでしょう。
さらに価格も1万円以上する物がほとんどであるため、経済的な負担も大きくなります。
スチールワイヤーのロングリード
ロングリードは数多く販売していますが、キャンプでは「スチールワイヤーのロングリード」がおすすめです。
布製のロングリードよりも強度が高く、鎖製のロングリードよりも約4分の1程度の軽さとなっています。
比較的広いスペースが取れそうなキャンプ場では、長めの5m~10mのロングリードを使用しても良いですし、トップシーズンなどであまり広いスペースが取れない場合には、3m程度のロングリードを使用すると良いでしょう。
また、このロングリードを前述したドッグアンカーと組み合わせると、愛犬にとって抜群の環境を作ってあげることができます。
愛犬も自由に動き回れるようになり、キャンプ中もストレスなく過ごすことが可能となります。
スクリュータイプのペグ(小型犬のみ)
前述した通り、基本的には愛犬を繋いでおくためにはドッグアンカーを使用すべきですが、小型犬に限って言えば「スクリュー型のペグ」でも問題はないでしょう。
一般的なペグの場合には、直線状になっているので抜けやすく、小型犬であっても抜けてしまう可能性があります。
しかし、スクリュー型のペグであれば通常のペグよりも抜けにくいので、小型犬であれば安心して繋いでおくことができるでしょう。
デメリットとしては、「抜くのが大変」といった点が挙げられます。
まとめ
今回は「キャンプ場で愛犬を繋いでおく方法」について解説してきました。
- 打ち込み型のドッグアンカー
- おもり型のドッグアンカー
- スチールワイヤーのロングリード
- スクリュータイプのペグ(小型犬のみ)
楽しいキャンプに愛犬も連れていければ、一層楽しさは増しますよね。
しかし、飼い主さんの意識が低いと、思わぬトラブルに発展してしまいます。
ぜひここで挙げた方法のいずれかを実践して、安全にキャンプを楽しめるようにしましょう。