ハンドルを回しながら、ゴリゴリと豆を挽く手動式コーヒーミル。手間をかけることで、キャンプで美味しいコーヒーをいただけます。
しかし、「手動式コーヒーミルの使い方は?」「お手入れの方法や注意点は?」と気になっている方もいるのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、手動式コーヒーミルの使い方を詳しく紹介します。
また、お手入れ方法や注意点を解説していくので、キャンプでコーヒーを楽しみたい方は参考にしてみてください。
手動式コーヒーミルの使い方
手動式コーヒーミルの使い方を5つに分けて紹介します。
正しい手順で使うためにも、事前に確認しておきましょう。
好みのコーヒー豆の粗さに設定する
最初に好みのコーヒー豆の粗さに設定しましょう。
手動式コーヒーミルは、ハンドルの下やホッパーの下に豆の粗さを調節できる部分があります。
こちらのつまみを時計回りに回すと細かくなり、反時計回りに回すと粗くなります。
しかし、手動式コーヒーミルによっては、仕様が違うので取扱説明書を十分に確認してください。
ちなみに、豆の挽き方によって味が変わってきます。
粗く豆を挽くほど薄くて苦味が少なく酸味が出やすくなります。
細かく挽くほど濃くて苦味が強くなります。
いろいろ試しながら、自分に合った粗さを見つけるのも楽しいですよね。
コーヒー豆をミルに投入する
コーヒー豆をミルに投入します。お好きなコーヒー豆を見つけて均等になるように入れましょう。
この際に意識することは、コーヒー豆の量です。
豆の量が多過ぎると濃くなったり、コーヒーが余ったりします。
反対に少ないと、薄かったり量が少なかったりします。
ですので、適切なコーヒー豆の量を投入しないといけません。
一杯であれば(10g〜15g)、二杯であれば(20g〜25g)を目安にしてコーヒー豆を投入すると良いですね。
コーヒー豆を挽く
コーヒー豆を投入したら、手動で挽いていきます。
ゴリゴリとしたコーヒー豆を挽く感触を楽しみながら、挽いてみましょう。
この際にハンドルが動かなくなってしまった場合には、無理に回さないようにしてください。
コーヒー豆が詰まっている可能性があります。
一度ミル刃の周りを確認して、詰まりを取ってからコーヒー豆を挽きましょう。
少量のコーヒー豆を残す
コーヒー豆を挽く際は、最後に少量のコーヒー豆を残す必要があります。
なぜなら、最後のコーヒー豆は上手く挽けない場合があるからです。
そうなると雑味が出てしまったり、思ったような味わいにならなかったりします。
ですので、最後に1gほどのコーヒー豆を残してあげると良いです。
手動式コーヒーミルのなかを確認しながら、挽くようにすると良いでしょう。
コーヒー豆を取り出す
最後にコーヒー豆を手動式コーヒーミルから取り出します。
受け皿の部分を取り外して、コーヒーフィルターに投入してください。
この際にコーヒー豆が溢れる場合があるので、気をつけながら取り出すようにしましょう。
手動式コーヒーミルのお手入れ方法
手動式コーヒーミルのお手入れ方法を3つ紹介します。
初めて手動式のモデルを使う方は、以下の内容を参考にお手入れしてみましょう。
粉受けのお手入れ
粉受けのお手入れをする際は、容器から取り出して行います。
洗面台やゴミ箱の上に持って行き、ブラシなどで掃くと良いです。
この際には角の部分まで、掃除するようにしてください。
特にコーヒー豆を細かく挽いた場合には、角に溜まりやすい傾向があります。
隅々までチェックして、余ったコーヒー豆を掃きましょう。
ホッパーのお手入れ
ホッパーもブラシを使って、余ったコーヒー豆を掃除します。
容器を傾けたり、隅々まで確認したりして、綺麗に掃除しましょう。
ブラシでのお手入れが終わったら、乾燥したタオルなどで拭いてあげてください。
この作業を行うことで、さらにホッパーが綺麗になりますよ。
ミル刃のお手入れ
ミル刃のお手入れをする際は、最初にハンドルを取り外します。
そして、ミル刃を取り外し、ブラシで綺麗に掃除しましょう。
このミル刃は、コーヒー豆を挽く重要な部分なので綺麗に掃除してあげると良いです。
毎回取り外してお手入れをしてあげると、手動式コーヒーミルを長く愛用できます。
手動式コーヒーミルの注意点
手動式コーヒーミルを使う際の注意点を3つ紹介します。
美味しいコーヒーを抽出したり、長く愛用したりするためにも、注意点を意識して使うようにしましょう。
素早く挽かない
手動式コーヒーミルを使う際には、素早く挽かないようにするのがポイントです。
素早く挽いてしまうと、味わいが変化する可能性があります。
なぜなら、コーヒー豆は熱に弱いからです。
素早く挽いてしまうと、摩擦によってミル刃が熱くなる可能性があります。
ですので、手動式コーヒーミルを扱う際は、ゆっくりと挽くしましょう。
容器を傾けない
コーヒー豆を挽く際には、容器を傾けないようにしてください。
ミル刃がコーヒー豆に当たらなくなり、上手く挽けなくなってしまいます。
手動式コーヒーミルで上手く挽くためには、テーブルに置いたり垂直に持ったりしてハンドルを回すと良いでしょう。
水で洗わない
手動式コーヒーミルのお手入れをするときの注意点は、水で洗わないことです。
金属部分が錆びてしまう可能性があります。
もし細かい汚れが気になる場合は、乾燥したタオルで拭いてみてください。
ただし、手動式コーヒーミルによっては、水洗いができるアイテムもあります。
よく取扱説明書を確認して、お手入れするようにしましょう。
まとめ
キャンプを楽しみながら、美味しいコーヒーを抽出できる手動式コーヒーミル。自然のなかで手間をかけて作ったコーヒーは、格別ですよね。
正しい手順やお手入れ方法、そして注意点を意識することで美味しいコーヒを堪能できます。
今回紹介した内容を参考にして、手動式コーヒーミルをキャンプで使ってみてはいかがでしょうか。