近頃はキャンプの楽しさを知る人が非常に多くなっていますよね。
1990年代のキャンプブームで子どもだった人たちが大人になり、自分たちの子どもを連れてキャンプを楽しむようになりました。
第二次キャンプブームとも呼ばれていますが、このブームは第一次の時とは違う流行り方をしています。
その大きな違いの1つが「ソロキャンプの流行」です。
家族やグループで楽しむ人も多いですが、1人でキャンプを楽しむ「ソロキャンプ」を楽しむ人が爆発的に増えているのです。
ソロキャンプは一人で自由気ままに楽しむことができる反面、危険も潜んでいます。
その中でも特に気を配ってほしいこと、それは「防犯対策」です。
この記事では、そんな「ソロキャンプで意識すべき防犯対策」について解説していきたいと思います。
ソロキャンプ中に起こる犯罪被害
ソロキャンプ中は、自分1人の空間を楽しむことができるので、心の底からリラックスができますが、油断しすぎていると犯罪の被害に遭ってしまうこともあります。
どのような被害に遭うケースが多いのか、いくつか挙げてみましょう。
テントやキャンプギア、貴重品の盗難
ソロキャンプでは基本的にはテント周辺で過ごすことになりますが、釣りや写真撮影など、テントを離れて活動する時間帯もありますよね。
その間テント周辺には人がいなくなるので、盗難被害に遭ってしまう可能性が非常に高まるのです。
例えば、テントを丸ごと盗まれてしまうこともあります。
他にも、高価なキャンプギアや貴重品を盗まれるといったケースも多いと言えます。
他のキャンパーさんに襲われる
特に女性キャンパーさんに多い被害が、「他のキャンパーさんに襲われる」といったものです。
若い女性がソロキャンプしていると、夜になってからテント内に侵入してくるといったことが多く発生しています。
「一緒に寝ませんか?」「一緒に飲みませんか?」としつこく言い寄られるといったケースも多くなっているので注意が必要です。
ソロキャンプで意識すべき防犯対策
多くの人は安全に楽しくソロキャンプを楽しめますが、実際に盗難などの被害に遭う人も少なからず存在します。
いつ自分が被害者になるか分からないので、普段から最低限の防犯対策をとっておくべきだと言えるでしょう。
「でもいったいどんな対策をとればいいの?」と思うキャンパーさんも多いはずです。
ここからは、実際に使えるキャンプの防犯対策をいくつか挙げていきますので、ぜひ参考にしてみましょう。
管理人が常駐しているキャンプ場を選ぶ
日本には数多くのキャンプ場がありますが、その中には管理人が常駐しているキャンプ場もあれば、常駐していない所もあります。
主に「オートキャンプ場」と言われている所は、管理人さんがいる可能性が高くなっています。
ただし、夜間は管理人さんが不在になってしまう所もあるので、事前に電話などで確認しておくべきでしょう。
管理人さんが常駐していれば、それだけで防犯対策となりますし、何かあった際も助けてくれる可能性があるのでおすすめです。
それゆえに、管理人のいる棟の近くに設営するのも良い判断だと言えるでしょう。
テントを離れる際は貴重品を車にしまう
長時間テントを離れる際には、貴重品など盗まれたくない物を車にしまっておくべきです。
車まで距離がある場合は、めんどくさく感じてしまいますが、この対策をするだけで一気に安心感を高めることができます。
荷物をテント内にしまう
盗難をしてしまう悪い人の心理で考えてみると、不在のテントの前に様々なキャンプギアが放置されていれば、つい盗みたくなってしまうものです。
しかし、テントの周りにキャンプギアなどが置かれておらず、テントも閉まっていれば、開けてまで盗難をしようと思う人は少ないはずです。
それゆえに、長時間テントを不在にする場合には、キャンプギアなどをテントの中に入れ、入り口を閉めておくといった対策が有効です。
テント周辺のキャンパーさんに挨拶をしておく
テントを設営したら、「周辺のキャンパーさんに挨拶をしておく」という選択肢もおすすめです。
特にファミリー系のキャンパーさんには、しっかりと挨拶しておくことで、何かあった際に助けてくれる可能性があります。
また、挨拶をすることで、「顔を見られて覚えられている」といった印象を与えるので、盗難などを未然に防ぐ効果も得られます。
ただし、1点だけ注意点があります。
女性の場合は、挨拶をすることで「仲良くできそう」と思わせてしまい、夜になって言い寄られてしまう可能性があるのです。
少しでも怪しい雰囲気がある人がいれば、挨拶をしない方が無難であると言えるかもしれません。
貴重品は持ち歩く
財布やスマホなど、盗まれてしまって非常に困ってしまう物は、「持ち歩く」ことをおすすめします。
持ち歩けば、当然のことながら盗難の被害に遭う可能性がほぼゼロになります。
防犯アイテムを積極的に利用する
世の中には、多くの防犯アイテムが販売されていますよね。
その中には、ソロキャンプで利用できる物もたくさんあります。
例えば、「セキュリティセンサーライト」です。
テントの近くに人が来た時に、それを感知してライトが点灯します。
これによって、もし不審者が進入しようとしたとしても事前に異変に気が付くことができます。
あえて何度かセンサーライトを付けて、「防犯対策をしていること」をアピールするのもおすすめです。
また、高価なキャンプギアには、「防犯ブザー」を設置するのも良いでしょう。
持ち上げた時にブザーが鳴るように設置しておけば、もしもの時もすぐに犯人の顔を見ることができるはずです。
そして、南京錠を使って荷物をロックしておくのもおすすめです。
不在時にラジオを流しておく
意外に有効な防犯対策が、「不在時にラジオを流しておく」といったものです。
テントの中でラジオを流しておき、テントのジッパーを閉めます。
こうすることで、「中に人がいるのかも」と思わせることができるのです。
少しでもリスクがあると、犯罪者は実行できなくなるので、非常に有効な手段となるでしょう。
椅子や靴を置いてソロキャンプではないと思わせる
女性のソロキャンパーにおすすめの対策としては、「椅子や靴を置いてソロキャンプではないと思わせる」というものが挙げられます。
テントの前に椅子が2脚あれば、2人キャンプであると思わせられますし、男性用の靴をテントの前に置いておけば、男性がテント内にいると思わせることができます。
他にも、男性用の上着を目に付く場所にかけておくというのもおすすめです。
これらの対策を講じておけば、女性のソロキャンプの安全性が大きくUPするはずです。
まとめ
今回は、「ソロキャンプで意識すべき防犯対策」について解説してきました。
ソロキャンプに行く際は、楽しく過ごすためにもこれらの防犯対策を行いましょう!
- 管理人が常駐しているキャンプ場を選ぶ
- テントを離れる際は貴重品を車にしまう
- 荷物をテント内にしまう
- テント周辺のキャンパーさんに挨拶をしておく
- 貴重品は持ち歩く
- 防犯アイテムを積極的に利用する
- 不在時にラジオを流しておく
- 椅子や靴を置いてソロキャンプではないと思わせる